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ヘアカラーの色持ちが悪いのはなぜ?絶対気をつけて欲しい3つの原因

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カラーチャート

せっかくヘアカラーをしたのに1週間とか数日で色落ちしてしまった、なんて経験ありませんか?

色落ち(褪色)してしまう理由はさまざまですが、実は大きな理由は3つだけなんです。

今すぐ対策できるこの3つの理由さえ意識すれば大部分の色落ちは防ぐことができます。

どれも簡単なことですので、お悩みの方は今すぐ実践してみましょう。

 

1.ヘアカラーの染まる仕組み

美しい髪

そもそもヘアカラーってなぜ染まるのでしょうか?

詳しく書くと、「1剤」や「アルカリ剤」と化学的な言葉が並んでしまうので、ここではわかりやすく大雑把な仕組みだけ説明します。

 

1-1.髪の構造

まず、染める前の髪の毛の構造はこの様になっています。

髪の毛の構造

  – 育毛剤(男性用・女性用)おすすめランキング&徹底レビュー – より

この「コルテックス」という部分にたくさんの「メラニン色素」という色素が詰まっていて、髪の毛の色が決まります。

日本人の多くが黒髪なのは「メラニン色素」の量が多いからですね。

そして「キューティクル」がタケノコの皮のように5.6枚上を向いて重なっており、髪の毛の水分などが過剰に流れないように外側をおおっています。ちなみにキューティクルは無色透明です。

 

1-2.ヘアカラー剤の作用

ヘアカラー剤を髪に塗ると、まず「キューティクル」を開かせます。そしてヘアカラー剤の内の「ブリーチ剤」が髪の内部に浸透し、「メラニン色素」を破壊します。これによって一旦髪の色を明るくし、他の色が発色しやすい状態になるのですね。

そして、それと同時進行でヘアカラー剤の新しい色素が化学反応により髪の内部で作られていきます。

化学反応が終わるまで待ち、十分に発色したのを確認すれば、ヘアカラー剤を流して、髪を乾かし「キューティクル」を閉じて新しく発色した色素が逃げないようにします。

これがヘアカラーの仕組みです。すごく簡単にまとめると「キューティクルを開かせる→メラニン色素を破壊する→新しい色素を入れる→キューティクルを閉じる」ということですね。

 

1-3.ブリーチ剤はどのヘアカラー剤にも入っている

余談ですが、たまに「私はブリーチせずにヘアカラーしてるから髪はあまり傷んでない」と誤解をされているお客様がおられます。

たとえば、暗い色に染める白髪染めなんかでもブリーチ剤は必ず配合されています。

もちろんすごく明るく染まるヘアカラー剤に比べれば弱いものになりますが、髪が全く傷まないということはありませんので、普段のヘアケアを怠らないように注意しましょう。

 

1-4.キーワードは「キューティクル」!

ヘアカラー剤で髪を染めるときは必ずキューティクルを開く必要があります。そうしないとカラー剤の色素が髪の内部に入っていきません。

では髪の色が抜ける(褪色する)時はどうでしょうか?

そう、実はカラーが色落ちする時もまた、キューティクルが開いているのです。(もしくはキューティクルが傷んでいる。)

ヘアカラーの持ちを良くするには、この「キューティクル」が開いた状態のままにしないこと・またはキューティクルが剥がれ落ちないようにすることが重要なのです。

 

では、具体的に普段の生活でどこをどう気をつければよいのでしょうか?

色落ちしてしまう理由は様々ですが、今から、ここだけは気をつけて欲しい3つの原因を挙げます。

 

2.色落ちの原因その1。「髪を濡れたままにしている」

髪が濡れている

2-1. 髪の毛を濡れたまま放置は絶対NG!

髪が濡れると、キューティクルは開き一番不安定で剥がれやすい状態になります。

もし、濡れた状態で寝てしまったりすると、枕等の摩擦により簡単にキューティクルが剥がれ落ち、髪質もどんどんパサついていきます。

また、髪や頭皮に残っている水分により、枕や頭皮に雑菌が繁殖し易い環境になり、フケ・かゆみ・皮膚病の原因にもなってしまいます。

 

2-2.ドライヤーで髪を乾かし、キューティクルを閉じてあげることが重要

たまに「ドライヤーの熱が髪を傷めるからドライヤーはしないほうが良い」という方がおられますが、それには少し誤解があります。

確かに熱は髪を傷める原因になりますが、それよりも髪が濡れたままでキューティクルが開いた状態のほうがよっぽど髪を傷めます。ドライヤーで髪を早く乾かしてキューティクルを閉じた状態に戻してあげる方が髪は傷まずに済むのです。

注意するべき点は、ドライヤーをする前にタオルでしっかり水分をとってあげることと、ドライヤーのかけすぎ(オーバードライ)に気をつけることです。

最近では低温で乾かすドライヤーなど、ドライヤーの性能もどんどん上がってきているので、そういったものを使ってみるのもお勧めです。

 

3.色落ちの原因その2。「アイロンやコテの温度が高すぎる・頻度が多すぎる」

ヘアアイロン

先程、ドライヤーの熱は髪を傷める原因になりうると言いましたが、もちろんヘアアイロンの熱も同様に髪の毛を傷める原因になります

熱によりキューティクルが破壊され、そこからヘアカラー剤の色素が流出し、色落ちの原因となるのですね。

髪の毛は高温にとても弱いので、率直に言って美容師的には毎日巻くのはお勧めはできません…。

しかし、スタイルも可愛くなりますし毎日使う方も多いと思います。

そこで、可愛いスタイルは作りたいけど色落ちは嫌!と言う方に最低限の対策で色落ちがマシになる方法などをお伝えしたいと思います。

 

3-1.髪の毛をしっかり乾かしてから巻く

湿っていたり、濡れていたりする上から高温のアイロンやコテなどで巻くとキューティクルが剥がれてしまい、髪の毛自体のダメージにもなります。

もちろん、キューティクルが剥がれることで、そこから色落ちの原因にもなりますので、アイロンをする時は髪の毛をしっかり乾かしてからするようにしましょう。

 

3-2.ヘアアイロンを高温設定にしない

最近では200度近くの温度を設定できるようなヘアアイロンが市販されていますが、あまりに高温に設定するとキューティクルはすぐにボロボロになり、色落ちするどころかそのまま続けるとどんどんスタイリングしにくい髪になっていきます。

できれば120度前後の低めの温度で設定するのがおすすめです。

 

3-3.長時間同じところに熱を当てない

100度を超える熱で長時間熱を当てると、髪の内部の水分が蒸発し乾燥してしまいます。乾燥すると水分を取り込もうとキューティクルが開きます。もうしつこく言っている通り、キューティクルが開くと、中の色素が表に出て色落ちの原因になってしまいます。

そこで対策としては、コテを使う時は長時間はあてず、同じ箇所には3秒までにするなど対策をしてみましょう。

 

3-4.オイルなどを付けて保護する

髪の毛とコテの間にオイルの膜を張って熱からの直接的なダメージを防ぎます。

洗い流さないトリートメントでもOKです。

 

4.色落ちの原因その3。「紫外線対策を全くしていない」

紫外線

レジャーやスポーツ、海が好きな方は体験した事があるかもしれませんが、紫外線のよく当たる髪の表面だけ黄色く色が抜けてるのを見た事がありませんか?

あれは紫外線に当った髪の毛のキューティクルが剥がれ落ちて、剥がれ落ちたキューティクルの隙間から色素が落ち、その隙間に紫外線がさらに入り、より色素が抜け出している状態なのです。

 

4-1.髪の毛にも紫外線対策をしよう

日中は日傘や帽子などをして髪だけでなく頭皮も守りましょう。

髪用のUVカットスプレー等も市販されていますので、そちらを使ってもOKです。

一度キューティクルが剥がれ落ちて色が抜けやすくなった髪の毛は、何回も繰り返し同じ場所が明るくなってくる傾向がありますので注意が必要です。

 

4-2.車を運転する方も注意

外は車移動が多いから紫外線は大丈夫、なんて思っている方おられませんか?

実は車を運転する方にこそ、紫外線には気をつけて欲しいです。

というのも、髪の右側だけ傷んでいたり、色落ちしている方が多くおられるからです。そういった方はほとんど、日中に車を運転する方が多いです。運転席が右側だからですね。

そうなると、次ヘアカラーした時も右側だけ色落ちが早くなったり、そもそもの染まり具合も右側だけ違ったりと、左右でアンバランスな状態になってしまいます。

車だけでなく、窓際にデスクがあるなど片方だけ紫外線がよく当たる状態にはより気をつけましょう。

 

5.他に気をつけて欲しいこと

シャンプー

この3つの他にもヘアカラーの色落ちを防ぐことにおいて気をつけてほしいことがいくつかあります。いまから代表的なものを挙げます。

 

5-1.シャンプーの種類を見直す

実はシャンプーの種類もカラーの色持ちに強く関わっています。

「今日からでもすぐに対策できること」として大きな3つの要因を挙げましたが、本音をいうとシャンプーの種類には一番気をつけて頂きたいです。

なぜかというと、ヘアカラーの色落ちの一番の原因がシャンプーによるものだからです。

洋服でも日々の洗濯で少しずつ色落ちしていきますよね?それと同じようなことが髪にも起こると考えて頂ければわかりやすいかと思います。

では、色落ちを出来るだけ避ける上で、具体的にどのようなシャンプーを避けるべきなのでしょうか。

ポイントはシャンプーの洗浄力です。単純に、洗浄力が強いもので毎日洗う=早く色が落ちる、と言う事になるからです。

具体的には、市販のシャンプーの界面活性剤(洗浄成分)に多く用いられている「硫酸系洗浄剤」は洗浄力が強いものになりますのでなるべく避けましょう。

シャンプーの裏側の成分表に「ラウレス硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」などと書かれていれば硫酸系のシャンプーになります。

 

美容院に置いてるシャンプーは「アミノ酸系洗浄剤」が主流になってきています。

アミノ酸系洗浄剤は硫酸系に比べて洗浄力は弱いのでカラーの色持ちを重視すると「アミノ酸系」のシャンプーが良いという事ですね。市販のもので選ぶとしたらアミノ酸系のシャンプーを選びましょう。

 

当店で使っているシャンプーは酢酸系(お酢)のシャンプー(「バーデンスシャンプー」)で、更に低刺激となっています。その成分に特許取得のものが配合されており、通販では流通せず対面販売のみとなっておりますが、当店にお越しいただける方は是非そちらをおすすめいたします。

 

5-2.シャンプーの仕方を見直す

シャンプーの仕方も色落ちに関わります。

先に結論を言うと「こすったり、2度洗い、もみこんだりしない」ということ。

「こする」のはキューティクルの損傷に繋がります。

毛先に泡が付いていればほとんどの汚れは取れますので特にこすり洗いは必要ではありません。

 

「2度洗い」も例えば結婚式や特別な日にスプレーやワックスがかなり付いていたり、1週間に1度しか洗髪をしないなど特殊な場合以外は必要ではありません。

しかも、2度洗いは髪の毛だけじゃなく頭皮の乾燥にも繋がりますのでお勧めしません。

美容室などで2度シャンプーをすることがありますが、あれは整髪料がついていた場合に落とす目的であったり、気持ちいいからというサービスの一環であることが多いです。

お肌も乾燥肌の方が2度洗いしませんよね?髪の毛も頭皮も同じです。洗いすぎには注意しましょう。

 

「もむこむ」のも髪の毛にはよくありません。

揉み込む事で髪の毛の中の染料が漏れ出してしまって、透明感のあるアッシュやグレー系などの色味は最悪の場合、数日で色落ちしてしまう可能性があります。

 

5-3.実はヘアカラー当日にシャンプーしてもOK!

いままでヘアカラーをしたときに「今日はシャンプーしないで下さいね」などと言われたことはありませんか?

これはおそらくヘアカラーの持ちのことを言っているのだと思いますが、実はヘアカラーをした当日にシャンプーしても問題ありません。

確かにシャンプーをすると色落ちはするのですが、それは当日洗っても翌日洗っても色落ちの具合はほぼ同じで、余計な色味が落ちているだけなのです。

ただし、当日は薬剤の影響でキューティクルが開きやすくなっているのは事実です。ですので濡れた髪は必ず乾かすようにして下さい。それさえ気をつければ当日シャンプーは全く問題ありません。

 

5-4.海の水には要注意

海

実は海水もカラーの色落ちにかなり関わってきます。

海水は97%程が水分ですが、残りの3%程の塩分が髪を傷める原因となるのです。

海水に含まれる「塩化ナトリウム」「塩化マグネシウム」などの成分が髪の内部の水分を奪い、それと同時にヘアカラーの色素も流出してしまいます。

さらに海水は弱アルカリ性で、その影響により更にキューティクルが開きやすい状態になっています。

この海水によるダメージを防ぐためには、なるべく海水に髪の毛を付けないように髪の毛を高い位置でくくるなどし、海水から上がったらすぐに真水でしっかりと洗い流して下さい。

 

6.まとめ

1:髪を濡れたままにしない

2:アイロンやコテの熱に気をつける

3:髪の毛にも紫外線対策をする

 

今日からでも実践できるこの3つを気をつければ色落ちの大部分は防ぐことができます。

色落ちを完全に防ぐことは不可能なのですが、それでもこの3つの対策をしていなかったときと比べればヘアカラーの色持ちを実感できると思います。

 

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