全成分表示での表示名称 横にもスライドできます→ | 主な用途 | 日用品 | 特徴 | 有害性 |
・○○PABA | 紫外線吸収剤 | 日焼け止め | 各種日焼け止め化粧品に使用されるが、皮膚に吸収されると逆に紫外線を吸収してしまう。 | 皮膚細胞のDNAに損傷を与え、皮膚ガンを誘発する、量が多いと発疹や過敏症などを起こすことも。 |
・BHA (ジブチルヒドロキシトルエン) | 抗酸化剤 | 化粧品 | 製品自体の酸化防止目的で化粧品に配合される成分 | 皮膚炎、過敏症を起こすことがある。アレルギーのほか血小板の機能障害や脱毛、変異原性などの報告も。 発ガン性の疑いあり、皮膚毒性は弱い。飲み下すと歩行失調・潰瘍形成・肝臓鬱血など。 |
・BHT (ジブチルヒドロキシトルエン) | 抗酸化剤 | 化粧品 食品 | 食品が酸化されるのを遅らせることによって、色・におい・味が変化するのを防ぐ 食品の酸化防止剤皮膚炎、過敏症を起こすことがある。 アレルギーのほか血小板の機能障害や脱毛、変異スキンケア化粧品、 ボディ&ハンドケア製品、日焼け止め製品、メイクアップ化粧品、洗浄製品、 洗顔料&洗顔石鹸、ネイル製品等様々な商品に配合される。 | 皮膚炎、過敏症を生ずる。発がん性は認められていないが疑いはある、一部で変異原性が認められている。 飲むと血清コレステロール上昇、異常行動を起す。 発ガン性の疑い、変異原生、体重低下、脱毛が報告されている。 |
・DEA (ジエタノールアミン) | 中和剤 | 化粧品 シャンプー | 脂肪酸と反応させ、乳化剤として用いられる。 用途や性質はトリエタノールアミンと同じ。 | 目や皮膚、粘膜を刺激する。皮膚から吸収され肝臓や腎臓の障害が起こることも。 発ガン性の疑いあり。DEAやTEA、MEA(エタノールアミン類)と共に配合された商品は、店頭や自宅で保管されている最中に、 化学変化を起こし強い毒性のあるニトロソアミンに汚染されてしまうリスクがある。 |
・DIPA (ジイソプロパノールアミン) | 中和剤 | 化粧品 | 化粧品の酸性度を調整するために用いられるが、皮膚障害が起きることがある。 保存剤、防カビ剤としての働きもあり、あらゆる種類の化粧品に使用される。 塗料・ワニス・金属加工・潤滑油、工業用洗浄剤等にも用いられる。 | 強い眼刺激、皮膚障害 |
・DMDMヒダントイン | 防腐剤 | 化粧品 | 化粧品、ヘアコンディショナー、ジェル、シャンプー等さまざまな製品に使用される。 | 毒性は比較的弱いがホルムアルデヒドを放出する能力があるため、消費者保護の専門家から懸念を集めている。 アレルギー性皮膚反応を起こす人もいる。 これらの刺激は通常、湿疹または接触性皮膚炎を引き起こす。 |
・EDTA EDTA-○○ | 金属イオン封鎖剤 | 食料品 化粧品 | 合成洗剤の添加物 - カルシウムやマグネシウムを除去し 水を軟水化する働きを持つ。 | 生殖能又は胎児への悪影響のおそれ、皮膚、粘膜、眼に刺激。 ぜんそく、皮膚発疹などのアレルギーをおこす。 摂取するとカルシウム欠乏症となり、血圧降下、腎臓障害をおこす。 |
・PEG-○○ (○○は12以下) | 基剤 | 化粧品 洗剤 | 乳化剤としての働きもあり、クリーム、乳液、石けん、シャンプーなどに使用される。 | 皮膚毒性は弱い。飲むと肝臓、腎臓障害を起こす。 アレルギー性がある。発ガン性や発ガンを促進する作用が報告されている。 |
・PEG-○○ラノリン | 界面活性剤 | 化粧品 | 乳化剤としての働きもあり、乳液、クリーム類、メイクアップ用品などに用いられる。 | 皮膚を刺激し、肌荒れを起こすこともある。 |
・PG (プロピレングリコール) | 保湿剤など | 化粧品 | グリセリンに似ているがさっぱりとして感触が良いためクリームや乳液などに使用。 乳化剤、溶剤、殺菌剤としても用いられる。 | 皮膚毒性は弱いが接触性皮膚炎を起こすこともあり。肝臓障害溶血性があり、飲むと下痢する。 |
・TEA (トリエタノールアミン) | 中和剤 | 化粧品 | 化粧品全般に使用。石けんや界面活性剤の原料として、また保湿剤として用いられる。 | 皮膚、粘膜、眼刺激がある。 皮膚から吸収されアレルギー症状を起こしたり、 肝臓や腎臓を損傷することがある。発ガン性の疑いあり。 |
・TIPA (トリイソプロパノールアミン) | 中和剤 | 化粧品 | 化粧品の酸性度を中和させるために使用。 脂肪を取り除く作用があるので、皮膚が乾燥し、ひび割れや肌荒れを起こすことも。 | 強い眼刺激 |
・アルキル(C12-14) ジアミノエチルグリシンHCl | 界面活性剤 (防腐殺菌剤) | 化粧品 シャンプー | 強い殺菌、脱臭作用を利用して化粧水、ボディパウダーなどに、 また洗浄効果、帯電防止効果もあるのでシャンプーなどに使用。 | 強い殺菌、脱臭作用、洗浄効果、帯電防止効果、発育停滞や白血球減少 |
・安息香酸 ・安息香酸○○ | 防腐殺菌剤 | 食品 | 静菌的作用を持ち、酸性では殆どすべての腐敗・変敗菌に発育阻止作用がある。 サルチル酸と併用すると角質軟化作用がある。防錆作用も持つ。 食品の腐敗を防ぎ、カビや細菌が増殖するのを防ぐための保存料、 しょう油、清涼飲料水、シロップ、キャビア、果実ペースト、 果汁、マーガリンと様々な食品に使われる。 | 静菌力は強いが殺菌力は弱い。皮膚、粘膜、目、鼻、ノドに刺激がある。 変異原性、染色体異常の報告あり。ビタミンCなどの酸を摂取すると、猛毒のベンゼンが生成される |
・イクタモール | 収れん剤 | 化粧品 医薬品 | 人間の汗の成分のうちのひとつ、クリーム類、 薬用化粧品、薬用せっけん等に使用される。 | 毒性は弱いが、高濃度だと皮膚に刺激がある発がん性の報告あり。 皮膚粘膜を刺激する。アレルギー源となる。飲むと胃の障害、下痢をおこす |
・イミダゾリジニル ウレア | 防腐剤 | シャンプー | 化粧品、シャンプー、ボディーシャンプーなど各種化粧品に使用される。 | 毒性は低いが人によってはアレルギーを起こす場合がある。 |
・ウンデシレナミドMEA | 防腐殺菌剤 | 石けん シャンプー | 起泡剤、親水性増粘剤、ヘアコンディショニング剤として用いられる | 毒性は弱いが、アレルギー性皮膚炎を引き起こす可能性がある。 飲み下すとめまい、頭痛、腹痛などの症状をおこす |
・ウンデシレン酸 ウンデシレン酸○○ | 防腐殺菌剤 | 化粧品 医薬品 | 抗水虫薬として一部の一般用医薬品に成分の一つとして配合されている。 エビデンスは十分ではなく、医療用医薬品の成分としては用いられていない。 | 発育停滞や白血球減少のおそれがある。 |
・液状ラノリン | 基剤 | ヘアケア製品 | ラノリンから得られる液状脂質、主にヘアコンディショニング剤として使用される。 | 接触性皮膚発疹・アレルギー性皮膚炎。 |
・エストラジオール エストロン (エチニルエストラジオール) | ホルモン | 医薬品 | 女性ホルモンと同じ物質。 | 薬理作用の激しい医薬品で、発ガン性のあるものが多い上、 一般に呼吸困難や過敏症状、不正出血などの重大な副作用がある。 |
・塩化リゾチーム | 酵素類 | 食品 | 食品添加物として日持ちを向上させるために用いられる。 風邪薬、副鼻腔炎向けなどに広く用いられていたが、有効性が確認できないとして 製造販売を行っていた各社は2016年3月販売中止と回収を発表した | じんましん、呼吸困難、血圧低下,発熱、眼の充血、口唇・陰部のただれ |
・オキシベンゾン-3 | 紫外線吸収剤 安定化剤 | 化粧品 | 製品自体の退色・変色防止に関してはUVBおよびUVA吸収作用に優れている。 化粧品、香水ま、ネイル製品などに配合される | 化粧品配合下では影響はないといわれているが、皮膚から吸収されやすい物質。 成分自体には急性致死毒性がある。少量でも飲み下すとむかつき、吐き気を起こす。 多量では、循環系の衰弱、虚脱、呼吸促進、麻痺、けいれん、ひきつけ、 口と胃腸の壊死、黄疸、呼吸困難と心臓停止により死亡することがある。 |
・カテコール | 抗酸化剤など | 染料の原料 止血剤 | 抗酸化作用が強い、動物実験により変異原性があることが確認されており、 日本ではPRTR法により第1種指定化学物質に指定されている。 | 皮膚を腐食。飲み下すと痙攣、ひきつけを起こす。 |
・グアイアズレン | 紫外線吸収剤 消炎剤 | 消化器系用薬 | 優れた抗炎症作用を持つ。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性あり |
・グアイアズレン スルホン酸Na | 消炎剤 | うがい薬 目薬 | 優れた抗炎症作用を持つ。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性あり。 |
・グルコン酸クロル ヘキシジン | 防腐殺菌剤 | 消毒液 | 手指・皮膚の消毒、手術部位、皮膚の創傷部位、医療機器、 手術室、病室、家具、器具、物品など病院で広く使用されている殺菌消毒薬。 | 毒性は弱い。まれに発疹・めまいなどの過敏症状を引き起こす。 |
・クレゾール | 防腐殺菌剤 | 消毒剤 | 一般的な消毒剤に使用される。経口推定致死量(大人) 180~250mL | 飲み下すと消化不良・神経失調・黄疸などを引き起こす。 皮膚、粘膜又は気道から吸収される。 濃度が低い場合でも、長時間吸収が続くと慢性中毒を起こすことがある。 低濃度のものでも、繰り返し又は長時間続けて接触すると、皮膚炎が起こる。 皮膚障害のある所に繰り返してクレゾールが作用すると、その部分に広い壊疽を起こすことがある。 |
・クロフルカルバン | 防腐殺菌剤 | 化粧品 石鹸 | さまざまな化粧品に使用。刺激は比較的弱い。 | |
・クロラミンT | 防腐殺菌剤 | 消毒剤 | 殺菌消毒剤として傷口の防腐に用いられる | 皮膚・粘膜を刺激する、アレルギー反応を起こす可能性あり。 |
・クロルキシレノール | 防腐殺菌剤 | 消毒剤 | 接着剤や、絵画、洗浄槽においてバクテリアや藻類、真菌を抑制するために用いられる抗菌性化合物 | 皮膚・粘膜を刺激・腐食、致死性、発がん性がある |
・クロルクレゾール | 防腐殺菌剤 | 消毒剤 | 抗菌剤入り石けんや家庭用殺菌消毒薬においても一般的に使用されている | 皮膚発疹・吹き出物など。飲み下すと消化不良・神経失調・黄疸など。一部の人においてアレルギー反応を引き起こす可能性がある |
・クロルフェネシン | 防腐殺菌剤 | 医薬品 | 筋肉のコリをほぐし、痛みをやわらげる | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性がある。 |
・クロルヘキシジン2HCl | 防腐殺菌剤 | 薬品 ヘアケア製品 | 広い範囲の微生物に対し、強力な抗菌作用を保ち続ける。 化粧品の種類により配合の制限がある成分。 消毒液、軟膏、座薬、ヘアケア製品など幅広く用いられる | 皮膚毒性は弱い。強いアルカリ反応を起こす |
・クロロフェノール | 防腐殺菌剤 | 殺虫剤 防カビ剤 | クロロフェノールは一般的に農薬とし使われている。 また歴史的には、繊維品や皮革品の保存、運送中の防腐剤として使われており、 染料の生産において使われる素原料の不純物として見つかることもある。 いくつかのクロロフェノールは、プリント用糊の防腐剤として使われることもある。 排水や飲料水の殺菌工程や、繊維や紙の塩素漂白の工程後の排水で見つかることがる。 | はれ、吹き出物、じんましんなどを引き起こすほか、皮膚や粘膜を腐蝕して 毛細血管を損傷させるなど、強い障害を起こす。皮膚から吸収されて中毒死することも。発ガン性あり。 |
・クロロブタノール | 防腐殺菌剤 | 目薬 | 微生物の発育を阻止するために加えられる添加剤。 | 皮膚に刺激。飲み下すと嘔吐など。多量だと精神錯乱・心臓機能低下を起こす。 |
・ゴムラテックス | 基剤・接着剤 | 化粧品 | 化粧品では防腐・防カビ剤として用いられる。 毒性は比較的弱いが外国ではほとんど使われない。 | 皮膚・粘膜を刺激。発疹・腫れ・水ぶくれ・腫れもの・眼の障害など。 |
・酢酸トコフェロール | 抗酸化剤など | 化粧品 食品 | 皮膚に対して末梢血管拡張作用で血行を促進することにより、肌荒れ、 ニキビ、シミ、ソバカスなどを防止肌あれの原因となる過酸化脂質の発生を防ぐ。 皮膚の角化を促進する働きがあり油分全般に強い還元力を発揮するため、 油を使った食品にも安全な抗酸化剤として配合される。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性あり。 |
・酢酸ラネス-9 ・酢酸ラネス-10 | 界面活性剤 | ヘアケア製品 | 合成界面活性剤、乳化剤、エモリエント剤、ヘアコンディショニング剤として利用される | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性あり。 |
・酢酸ラノリン | 基剤 | 化粧品 石鹸 ヘアケア製品 | 鉱物油によく溶けるためベビーオイルなどに使用。 | 接触性皮膚発疹・アレルギー性皮膚炎を引き起こす可能性あり。 |
・酢酸ラノリンアルコール | 基剤 | 化粧品 | エモリエント効果もあるためクリームなどに使用 | 接触性皮膚発疹・アレルギー性皮膚炎。 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性あり |
・サリチル酸 サリチル酸○○ | 防腐殺菌剤 | 育毛剤 ヘアケア製品 | 角質溶解剤としても育毛用とニックなどに使用。 皮膚から吸収されやすく、発疹ができたりすることも | 染色体異常を誘発するとの報告あり。 皮膚から吸収され、皮膚、粘膜を刺激し、腐触し発疹する。 角膜を剥離する。飲むと嘔吐、下痢、腹痛、酸性症、精神不安、食欲減退、精神症、興奮、致死性を持つ |
・サリチル酸フェニル | 紫外線吸収剤 | 日焼け止め | 皮膚から吸収されやすく、また皮膚、粘膜への刺激も強く発疹を起こすことがある。 | 皮膚・粘膜を刺激・腐食。発疹・角膜剥離。多量に飲み下すと致死性。 |
・ジステアリルジモ ニウムクロリド | 界面活性剤 (帯電防止剤) | 化粧品 | 肌に浸透しやすく、細胞同士をつないでいる細胞間脂質を溶解してしまうため、 水分が蒸発しやすくなって肌が乾燥しやすくなる。 日焼け止め、クレンジング、ヘアコンディショナー、 ヘアトリートメント、ヘアケア製品と用途は幅広い。 | 強い殺菌力を持ち、体質によってはアレルギーなど皮膚疾患を引き起こす危険性がある、 カチオン系界面活性剤の中では毒性が低いが肌荒れを招く危険性が高い成分。 |
・シノキサート | 紫外線吸収剤 | 日焼け止め | UVBを吸収する。 日焼け止め化粧品に使用されるが、皮膚に対し刺激がある。 | 肌への刺激があり、 中にはアレアレルギー性皮膚発疹が出る人もいる。 |
・ジフェンヒドラミンHCl | 消炎剤 | 育毛剤 医薬品 | ヒスタミンの受容体をブロックし、その働きをおさえることで アレルギー症状を緩和する。 アレルギーにもとづくクシャミや鼻水、じんま疹やかゆみなどに有効な成分。 育毛剤にも添加される場合がある。 | 皮膚に過敏反応。飲み下すと嘔吐・ぜんそく性発作など |
・シメン-5-オール | 防腐殺菌剤 | 化粧品 | 製品自体の抗菌・防腐作用、アクネ菌増殖抑制による抗菌作用、 腋臭菌増殖抑制による消臭作用を持つ 低刺激で広範囲の殺菌性を有し、安定性、安全性に優れる。 ボディ&ハンドケア、スキンケア化粧品、ヘアケア、 頭皮ケア、デオドラントと様々な製品に使用される | 皮膚刺激性:ほとんどなし 眼刺激性:最小限 皮膚感作性:ほとんどなし |
・臭化ドミフェン | 界面活性剤 防腐殺菌剤 | 口腔ケア剤 | 脂肪を可溶化し蛋白質を変性させる性質がある。 咽頭炎、扁桃炎、口内炎、口腔内の感染予防に用いる。 殺菌剤、消臭剤、口腔ケア剤、防腐剤としてあらゆる種類の化粧品に利用される。 界面活性剤としても用いられる。毒性は比較的弱い。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性がある。 |
・ショウキョウエキス | 毛根刺激剤 | 化粧品 ヘアケア製品 | ショウキョウは生姜のこと。生姜の根茎から得られる。 毛根、頭皮を刺激し、またかゆみを止める効果もあり、皮膚コンディショニング剤として 頭髪用品や石けん、化粧水、パックなどに使用され、また香料としても使用される。 皮膚への刺激あり。解釈や溶媒によって判断が異なるが念のために「ネガティブリスト」該当成分 | 人によってアレルギー症状を引き起こす可能性がある。 |
・水添ラノリン | 基剤 | ヘアケア製品 | 高級アルコール、コレステロールなどの混合物で、ラノリンを還元(水素添加)して作られ、 保護剤、ヘアコンディショニング剤として使用される | 接触性皮膚発疹・アレルギー性皮膚炎。 |
・水添ラノリンアルコール | 基剤 | 化粧品 へアカラー剤 | ラノリンアルコールを安定化させるために水素を添加したもの。 乳化性がよく製品の状態や見た目を改善するためさまざまな化粧品に使用。 アルカリ処方ヘ配合可能なため、へアカラーのダメージ抑制剤として最適とされる。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状、皮膚炎を引き起こす可能性がある。 |
・ステアラルコニ ウムクロリド | 界面活性剤 (帯電防止剤) | トリートメント | 肌への刺激性と毒性が低く、帯電防止効果・保湿柔軟性・コンディショニング性を目的として、 ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアケア製品ヘアリンスなどに使用される。 | 配合範囲内では皮膚刺激性はほとんどなく、 起こしても軽度だがアレルギーを引き起こす可能性がある。 |
・ステアリルアルコール | 基剤 乳化安定助剤 | 化粧品 | ステアリルアルコールとセタノールを混合したもの。性質も同じで、主にクリームや口紅などに使用。 洗浄製品、ヘアケア製品、メイクアップ化粧品、スキンケア化粧品、ボディ&ハンドケア製品にも使用される。 | 皮膚毒性は比較的弱いが、アレルギー性があり、カブレやアレルギー性皮膚炎を起こす。 |
・ステアルトリモ ニウムクロリド | 界面活性剤 (帯電防止剤) | 化粧品 トリートメント | 毛髪に吸着して柔軟作用、帯電防止作用があるので主にヘアコンディショナー、 ヘアトリートメント、リンスなど、ヘアケア製品に使用。クリーム、乳液などにも用いられる。 通常配合されている濃度では毒性は弱い。制菌力は強いが殺菌力は弱い。 | 皮膚、粘膜、目、鼻、ノドに刺激がある。変異原性、染色体異常の報告あり。 |
・セタノール | 基剤 乳化安定助剤 | 化粧品 | マッコウ鯨油、あるいはヤシ油か牛脂から作られる。 クリームや乳液を安定させる。エモリエント効果があり、クリームに入れると光沢を増し白色にする。 高い吸湿性と保水性をもっているため化粧品に汎用されている保湿剤、スキンケア化粧品、 メイクアップ化粧品、ボディ&ハンドケア製品、洗浄製品など使用用途は幅広い。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性あり。皮膚障害を起こす。アレルギー性がある。 |
・セチルピリジニウム クロリド | 界面活性剤 (防腐殺菌剤) | 口腔ケア用品 | 合成界面活性剤、帯電防止剤、消臭剤、口腔ケア剤、殺菌剤と様々な用途に使用される。 マウスウォシュ、ウェットティッシュ、のど飴、トローチの抗菌成分として使用される。 | 皮膚や粘膜、目を刺激し、粘膜を壊死させる。 |
・セチル硫酸Na | 界面活性剤 | 化粧品 | 洗浄力が高く、よく泡立つので主にシャンプーに使用、その他クレンジング、 乳液、保湿クリーム、マッサージ料、ボディケア、ハンドケア、化粧下地 顔用日焼け止め、ファンデーション、コンディショナー、トリートメント、スタイリング剤に使用される。 | 皮膚・粘膜を刺激。アレルギーを引き起こす危険性がある。 また、洗浄剤として使用すると肌に必要な皮脂や水分まで取り去ってしまうため、 肌荒れを起こしやすくなる。ネズミの実験では受精卵が死亡するとの報告あり。 |
・セテアリルアルコール | 基剤 | 化粧品 | ステアリルアルコールとセタノールを混合したもの。 性質も同じで、クリームや口紅などに使用。そのほか、スキンケア化粧品、 ボディ&ハンドケア製品、メ、洗浄製品、ヘアケア製品、シート&マスク製品などに使用される。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性あり。 |
・セトリモニウムクロリド | 界面活性剤など | トリートメント | 髪の静電気を防ぐ帯電防止成分として、 ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、リンス等に使用されるが補修作用は無い。 | 皮膚、粘膜、目を刺激し、粘膜に壊死を生ずる。 飲むと、死に至る可能性もある。アレルギーを引き起こす。 |
・セトリモニウムブロミド | 界面活性剤 | 化粧品 ヘアケア製品 | 化粧品、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント等、様々な製品に使用される。 制菌力は強いが殺菌力は弱い。 | 皮膚、粘膜、目、鼻、ノドに刺激がある。変異原性、染色体異常の報告あり。 |
・セラック | 皮膜形成剤 | スタイリング剤 化粧品 | カイカラムシの一種が樹液を吸って分泌する樹脂を精製したもの。 主に頭髪用のスプレー、カラーリング剤またブロウライナーなどに使用。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性あり。 |
・ソルビン酸 ・ソルビン酸○○ | 防腐殺菌剤 | 食品 | カビ・酵母・好気性菌に対して静菌効果があり、保存料として かまぼこなどの魚肉練り製品やソーセージに使用 | 過敏な皮膚、粘膜を刺激する。 環境中の亜硝酸と反応して発ガン性となる。 |
・チモール | 防腐殺菌剤 | シャンプー 歯磨き粉 | 医薬品にも使われるほど殺菌力が強く、シャンプー、ハミガキなどに用いられる。 かゆみ止め効果もあるためヘアトニックなどにも使用。刺激があり、アレルギーを起こす場合も。 | 人により皮膚アレルギー反応。飲み下すと嘔吐・下痢・頭痛・循環器障害など。 |
・チラム | 防腐殺菌剤 | シャンプー 石けん | 石けん、シャンプーに使用。 | 皮膚、粘膜および胃を刺激する。アレルギー性の湿疹が起こるとの報告あり。 突然変異性があるとの実験結果も報告されている。 |
・デヒドロ酢酸○○ | 防腐殺菌剤 | 化粧品 | 化粧品では防腐・防カビ剤として用いられる。毒性は比較的弱い。 外国ではほとんど使われない。 | 皮膚毒性は弱い。飲み下すと嘔吐・痙攣・肝臓機能障害など。 |
・トウガラシエキス ・トウガラシ果実エキス | 毛根刺激剤 | ヘアケア製品 | 血管を広げて血液の流れを良くする、炎症を鎮めたり痛みを抑えたりする効果がある。 シャンプーやリンス、育毛剤などに用いられるが、皮膚への刺激は強い。 | 強い皮膚刺激がある。人によりアレルギー性皮膚炎を起こす事がある。 内服では嘔吐、下痢、腹痛を起こす。 |
・トコフェロール | 抗酸化剤など | 化粧品 | ビタミンE効果が得られる。 皮膚を角化し、また脂質の酸化で皮膚が老化するのを抑える目的で化粧品に配合される。 毒性は比較的弱い。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性あり。 |
・ドデシルベンゼン スルホン酸○○ | 界面活性剤 (洗浄剤) | シャンプー 石けん | 油汚れを落とす力が非常に強く、シャンプー、石けんなどに使用。 | 油分を取り除くので皮膚が荒れる。皮膚湿疹の原因物質と言われている。 |
・トラガント | 増粘剤 | 化粧品 | 半砂漠地帯の小潅木から採れる樹液。水を加えるとゲル状粘液になる。 増粘剤、被膜剤、乳化剤としてクリーム類、リキッドファンデーションなどに使用。 | アレルギー反応・皮膚炎。飲み下すと腹痛・ぜんそく。 |
・トリクロカルバン | 防腐殺菌剤 | デオドラント用品 | 主に石けん、シャンプー、デオドラント用品に使用。 | 皮膚を刺激する。メトヘモグロビン血症を起こす。 |
・トリクロサン | 防腐殺菌剤 | 石鹸 | 医薬部外品の薬用石鹸、うがい薬、食器用洗剤、練り歯磨き、 脱臭剤、手の消毒剤、及び化粧品など、様々な場面で使用。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性がある。 皮膚を刺激し環境を汚染する。甲状腺や女性ホルモンのエストロゲン、男性ホルモンのテストステロンなどに影響を与える可能性や、 一般的な抗生物質に対する薬剤耐性を強化してしまう可能性がある。 |
・ドロメトリゾール | 紫外線吸収剤 | 日焼け止め化粧品 | 各種日焼け止め化粧品に使用。 | アレルギーや黒皮症を起こすとして日本では使われなくなった。 |
・ニコチン酸ベンジル | 消炎剤 | 育毛剤 | ビタミンEと同様の作用がある。 毛根、頭皮を刺激し、かゆみ止め効果もあるので、ヘアトニックなどに使用。 | アレルギー反応による発疹・かゆみ・食欲不振・肝臓障害などが起きるとの報告あり。 |
・パラベン | 殺菌防腐剤 | 化粧品 シャンプー | 多くの化粧品に使用。環境ホルモン物質の疑いあり。 | 人により接触皮膚炎、アレルギー性湿疹を起す。 飲むと嘔吐、吐き気、酸性症、掻痒症、薬物発疹、肝炎、メトヘモグロビン血症。 |
・ヒドロキシメトキシベン ジルペラルゴナミド | 毛根刺激剤 | 育毛剤 | 毛髪用品に使用。 毒性は比較的弱いが、動物実験では内臓に障害を起こすとのデータあり。 | 皮膚刺激、眼刺激呼吸器への刺激 |
・ピロガロール | 色材原料 防腐殺菌剤 | カラー剤 | 主にカラーリング剤に使用。酸化防止効果もある。刺激が非常に強く、発疹や色素沈着を起こすことがある。 皮膚から吸収されて中毒死することも。 | 皮膚・粘膜への極度の刺激。中毒死のの場合あり。飲み下すと致死性がある。 |
・フェニルフェノール | 防腐殺菌剤 | 食品 | 殺菌剤・防カビ剤の一種。 主に柑橘類のポストハーベスト(収穫物である果物や穀物、野菜に散布する)農薬 | 皮膚・粘膜を腐食。飲み下すと肝臓障害など。発がん性がある。 |
・フェノール | 防腐殺菌剤 | 化粧品 | 強力な殺菌消毒力があり、主にヘアトニック、ニキビ用化粧水などに使用。 | わずかでも皮膚発疹・吹き出物を生じさせ、また皮膚、粘膜を腐蝕して細胞を殺してしまう。 皮膚から吸収されて中毒死することも。発ガン性あり、飲み下すと神経失調などをひき起こす。 |
・フェノールスルホン酸亜鉛 | 収れん剤 | 育毛剤 化粧水 | 強力な殺菌消毒力があり、主にヘアトニック、ニキビ用化粧水などに使用。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性がある。 |
・ヘキサクロロフェン | 防腐殺菌剤 | 消毒剤 薬用化粧品 | 皮膚の殺菌,消毒,洗浄を目的とする外用剤として浴用剤などに使用される。 | 人により皮膚過敏症を起こす、色素沈着を起こすとの報告も。 成人は大丈夫だが、小児の場合は吸収され毒性があり、アメリカ合衆国は使用禁止の方針がとられている。 動物実験では少量で脳細胞障害を確認。 |
・ベヘントリモニ ウムクロリド | 界面活性剤 (帯電防止剤) | トリートメント | 毛髪を柔軟にして帯電を防ぐ効果を持つ。 主にリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメントなどに添加される。 | 神経系への影響や、内臓のけいれん、人により、アレルギー性皮膚炎を起こす。 副交感神経系に対し、アセチルコリンに類似の刺激作用、神経系に影響あり。 |
・ベンザルコニウムクロリド | 界面活性剤 (防腐殺菌剤) | 医薬品 消毒液 | 手指の消毒液や点眼薬(目薬)の保存剤として使用される。 エタノールなどと比較すると毒性や皮膚刺激が強く、配合上限濃度 (化粧品に配合する防腐剤としての最大配合量)はかなり低めに設定されている。 | アレルギー源になる。目に入るとアレルギー結膜炎の報告がある。 飲むと、嘔吐、口や喉の粘膜の発赤、腹痛、血圧低下、錯乱、けいれん、昏睡を起こす。 重傷になると、呼吸器系のマヒを起こし、呼吸困難やチアノーゼ、窒息を招き死に至る。 |
・ベンジルアルコール | 調合香料の原料など | シャンプー 石けん | 主にシャンプー、石けんに使用。かゆみ止め作用もある。 弱い香りがあり香料としても使われる。 | 皮膚、粘膜に刺激があり、ただれを起こす、腐食性もあり。 強いアレルギーを起こす場合も。飲むと腹痛を起こす。 |
・ベンゼトニウムクロリド | 界面活性剤 (防腐殺菌剤) | 化粧品 | 陽イオン性界面活性剤で強い殺菌力、防臭作用があり、防腐剤、 殺菌剤、制汗剤、防臭剤とさまざまな化粧品に使用される。 | 毒性は比較的弱いがアレルギー性皮膚炎を起こす可能性がある。 誤飲により吐き気、嘔吐、虚脱、痙攣を起こす |
・マメハンミョウエキス | 毛根刺激剤 | 育毛剤 | マメハンミョウという名前の有毒昆虫をもとに抽出されたエキス。 痒み止め作用、毛根刺激作用を持ち主にヘアトニック、ヘアローション等の育毛剤に使用される。 江戸時代にはマメハンミョウを粉末にして暗殺にも用いられたとされている。 漢方薬、外用薬、内服薬としても使われていた。 | 成分自体は毒 |
・ミリスチン酸イソプロピル | 基剤 | 化粧品 | 皮膚によく浸透し油っぽさを感じさせず、またクリームなどに光沢を与えるので、 ファンデーション、マスカラ、洗顔料、シャンプーなどに使用される。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性がある。 |
・メチルイソチアゾリノン | 殺菌防腐剤 | 化粧品 | 抗菌作用があるため各種化粧品に使用。 水溶液中における微生物の増殖を制御することで、変色、不快な臭い、中味の劣化を防ぐ作用を持つ。 資生堂製品では使わないと公式で発表されている。 | 毒性は比較的弱いが人により、アレルギー皮膚炎を起こす。 |
・メチルクロロイソ チアゾリノン | 防腐殺菌剤 | 化粧品 シャンプー | 防腐剤として広く使われている成分。 少量で微生物にもカビにも効果があるアミノ酸系のシャンプー類で使用されることが多く、 皮膚バリア機能が低下している乾燥肌のかたや、もともと肌荒れしやすい敏感肌やアトピーの方は、 絶対に避けるべき成分。化粧品、ヘアケア製品、洗剤等に使用される。 | アレルギー症状を引き起こす可能性あり |
・没食子酸プロピル | 抗酸化剤 | 化粧品 | 抗酸化力が強く、ほかの酸化防止剤、金属イオン封鎖剤とともに使われることが多い。 主に油脂を含む化粧品全般に使用。 | 体重減少、成長遅滞、胃潰瘍、皮膚刺激性あり。染色体異常の報告もある。 |
・ラウリルイソキノ リニウムブロミド | 界面活性剤 (防腐殺菌剤) | シャンプー | フケ、かゆみの原因となる菌に特に有効なため、シャンプー、リンス、石けん、化粧水などに使用。 毒性は比較的弱い。陽イオン性界面活性剤と併用される可能性が高い。 | 人によってアレルギー症状を引き起こす可能性がある。 |
・ラウリルトリモニ ウムクロリド | 界面活性剤 | リンス | 防腐殺菌剤、帯電防止剤としての効果もあり、リンスに使われることが多い。 その他シャンプー、整髪剤など | 毒性は弱いが、神経系に影響が出たり、悪心、内臓のけいれんなどを引き起こした事例がある。 |
・ラウリル硫酸○○ | 界面活性剤 | シャンプー | クレンジング剤や石けん、シャンプーなどに使用。実験では受精卵の死亡率が高い。 | 皮膚の脱脂力が強いので皮膚が乾燥して荒れる。発ガン性の疑いあり。 |
・ラウレス硫酸○○ | 界面活性剤 | シャンプー 洗剤 | 特にシャンプーでは最もよく使われる界面活性剤。 皮膚への刺激があり、アレルギーを起こすことも。 | 皮膚の脱脂力が強いので皮膚が乾燥して荒れる。 毛髪の発育障害、視力低下、白内障を引き起こす危険性が高い。動物実験では受精卵の死亡率が高い。 |
・ラウロイルサルコシンNa | 界面活性剤 (殺菌・防腐剤) | 化粧品 | 陽イオン性界面活性剤で、化粧品には洗浄・殺菌・乳化剤として、 洗顔料やシャンプー、ハミガキなどに使用される。アレルギーを起こす人も。 | アレルギーを引き起こす事がある。歯磨きでは口腔内に炎症を起こす。 |
・ラネス-○○ | 界面活性剤 | 化粧品 洗浄剤 | さまざまな化粧品類に用いられる。 | アレルギーを起こすこともある。 |
・ラノリン | 基剤 | 化粧品 | 羊毛についている脂を精製したもの。湿潤性、乳化性にすぐれている。 スキンケア化粧品、スティック状メイクアップ製品、 メイクアップ化粧品、ボディ&ハンドケア製品など様々な製品に使用される。 人間の皮脂に近いと言われているが、匂いがあり、アレルギーを起こしやすい。 この欠点を取り除くために不純物を除去したものもある。 | 接触性皮膚発疹や、アレルギー性皮膚炎を起こす事がある。 |
・ラノリンアルコール | 基剤 | 化粧品 | ラノリンを加水分解、精製して作られる。保水性や乳化性が高く、各種化粧品に使用。 酸化しやすいので酸化防止剤と併用されることが多い。刺激を感じる人もいる。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性あり。 |
・ラノリンロウ | 基剤 | 化粧品 | ラノリンから液状ラノリンを取り除き、固体部分だけを取り出したロウ状のもの。 クリームや乳液口紅などに使用される。 | 接触性皮膚発疹・アレルギー性皮膚炎。 |
・ラノリン脂肪酸PEG-○○ | 基剤 | シャンプー | 乳化性にすぐれていて化粧品全般に広く使われる。 男性用シャンプーの皮脂除去成分として応用されている。 | 毒性は弱いが、人によってアレルギー症状を引き起こす可能性がある。 |
・ラノリン脂肪酸 イソプロピル | 基剤 | 化粧品 | もとはペースト状の物質だが、皮膚に塗ると液状になり、ツヤ、のびがよい。 乳化安定剤として各種化粧品に使用。クリームや乳液、口紅に使用される事が多い。 | 人によってアレルギー症状を引き起こす可能性あり。 |
・レゾルシン | 殺菌防腐剤 | 医薬品(頭皮用) | 主に毛髪用品に使用。殺菌、鎮痒、表皮はく離、角質剥離、角質溶解剤として、 脂漏、脂漏性湿疹、被髪部乾癬、尋常性ざ瘡、粃糠性脱毛症の疾患に用いる。 | 皮膚、粘膜への刺激が強く、アレルギーを起こすこともあり、 敏感症やアレルギー症の人は危険な中毒を起し致死する。 チアノーゼ・昏睡・重い腎臓障害などを起こすとのデータもあり、発ガン性の疑いもある。 |
・ロジン | 粘着剤 皮膜形成剤 | スタイリング剤 ヘアマニキュア | 松ヤニのこと。接着剤としてマニキュアやヘアスプレーなどに、また脱毛剤、石けんなどに使用される。 | 皮膚・粘膜を刺激、 接触皮膚炎、アレルギーを起こすこともある。 |
・タール色素 | 化粧品用色材 | メイク用化粧品 | タール色素。発ガン性、変異原性があるものが多い。 アゾ色素、キサンチン色素には特に強い毒性あり。 赤色202号はよく使われるが、アレルギーを起こす確率が高い。 | とくに「アゾ色素」は皮膚呼吸されアレルギー反応を起し、黒皮症の原因とされるものもある。 また「キサンチン色素」は光の存在で、皮膚への刺激、発疹など強い毒性がある。 どちらも、発ガン性を示すものがある。 アゾ色素 赤色:2.102.201.202.203.204.205.206.207.208.219. 220.221.225.227.228.404.405.501.502.503.504.505.506 橙色:203.204.205.401.402.403 黄色:4.5.205.401.402.404.405.406.407 キサンチン色素 赤色:3.104.105.106.213.214.215.218.230.231.232.401 橙色:201.202 黄色:201 |